"Drifting Images : Korea×Japan Exchanging Exhibition"
2012年2月24日(金)〜3月6日(火)
February 24-March 6,2012
Open Everyday for the period


日本と韓国の写真作家を紹介する交流展「Drifting Images」。
この交流展は、東京を拠点に、国際的かつ自律的な芸術活動を支援している組織 Art Autonomy Networkと、韓国・ソウルのヴィジュアルアートセンターBODAとが提携した、「写真による日韓交流事業」の一環として行われます。



「Drifting Images」日韓交流写真展フライヤー



展示は弊廊および以下の会場にて開催されます。

第2会場 Art Lab AKIBA(アート・ラボ・アキバ)
2月24日(金)〜3月10日(土) 15:00〜20:00 最終日18:00まで 日曜休廊
東京都台東区浅草橋4-5-2 片桐ビル 1F(片桐運輸倉庫奥)


主催:Art Autonomy Network[AAN]
共催:Center of Visual Art boda
協力:潟hラマチック、銀座芸術研究所、マキイマサルファインアーツ、Lucite Gallery
助成:台東区芸術文化支援制度、国際交流基金、公益財団法人 野村財団






今回の「Drifting Images 日韓交流写真展」は、わたしたちArt Autonomy Network[AAN]が韓国(ソウル)のアートセンターBODAとタッグを組み、昨年2011年8月より進行してきました写真による日韓文化交流プロジェクトの集大成です。日本から中里和人・大串祥子・栗山斉の3人、韓国からはジンウォン・ホン、スンミン・カンの2人の写真家/アーティストがそれぞれの国における短期滞で制作したオリジナル作品を展示します。

また、同プロジェクトの関連としてソウルと東京でそれぞれ行われた写真ワークショップの成果作品を展示します。とりわけ「ASAKUSA写真観光」という浅草を舞台に行われたワークショップの成果作品は、参加者が独自の視点で撮影したポストカードで、従来の観光写真とは異なる興味深いものです。

これらの作品を通じて、日韓両国間の文化や生活に対して理解を深めるきっかけとなり、そこに見られるオリジナリティと写真文化の深淵を体感していただければ幸いです。

Art Autonomy Network[AAN]
 嘉藤 笑子

This photo exhibition entitled "Drifting Images, Korea x Japan Exchanging Exhibition" is the culmination of a Japan-Korea cultural exchanging project by the photograph, of which we, Art Autonomy Network [AAN], has teamed up with Art Center, BODA, in Seoul, Korea, and it has been ongoing since August 2011. Katsuhito Nakazato, Hitoshi Kuriyama and Shoko Ogushi from Japan, Jinhwon Hong and Sungmin Kang from South Korea will exhibit their original photography works are produced in the short stay in each country.

Also, the results of the photo workshops, were held in Seoul and Tokyo as relevant to each of the project, are also exhibited. Especially, the workshop in Tokyo, was held in Asakusa, called "ASAKUSA shashin-kanko (ASAKUSA photo tourism)", must be special interest to the you, visitors, in that all the participants have taken a unique perspective and it is different from the conventional sightseeing photographs.

It would make us, all the artists and the participants of workshop, very happy if this project inspires the visitors to gain the better understanding of a culture and life between Japan and Korea, and further more, to explore the depth of mutual originality and identified photography through this exhibition.



Art Autonomy Network
Emiko KATO



Art Autonomy Network(AAN)
2005年に設立されたAAN(アート・オウトノミー・ネットワーク)は、国内外のオルタナティヴ・アート組織やアートプロジェクトの情報収集とアーカイヴを基盤としたネットワーク活動を行なっている団体です。国際的で自律的な芸術活動を支援していくためのプラットフォームを提供しています。これまで芸術団体・個人を支援していくためのワークショップやシンポジウムなど教育プログラムに力を入れています。

Center of Visual Art "boda"
ソウル中心地に位置するヴィジュアルアートセンターとして2006年にオープン。ギャラリーやレクチャーホール、図書館、撮影スタジオ、写真用暗室・デジタルプリント機材設備を併設する6階建ての施設。若手アーティストの育成に力を入れていて、写真ワークショップや連続講座などを行うスクールを開設している。写真プリントの技術は、非常に洗練されていて国内外の展覧会用にプリントを数多くしている。

キュレーター
嘉藤笑子 Emiko KATO

東京を活動拠点としている。Art Autonomy Network(AAN)の代表
90年代にイギリス・ロンドンに滞在し、シティ大学芸術政策運営学部博物館美術館運営額修士取得。帰国後、美術雑誌にアート情報を執筆および翻訳をしながら自主的に美術展を企画・運営。2001年から地域(東京向島、徳島神山町、沖縄那覇、横浜市など)を基軸としたしたアートプロジェクトに数多く携わっている。






***関連イベント***
「日韓アーティストトークと江戸幻燈機による夜会」

日時:2月25日(土)18:00〜21:00 ※要予約
会場:ルーサイトギャラリー(東京都台東区柳橋1-28-8)

出展作家・中里和人が、江戸時代の幻燈機を復元し、当時の町民たちが楽しんだという江戸カラクリ絵図を夜会の中で再現します。同時に、日韓アーティストがトークを行いながら観客と交流します。





出展作家 Artist:
大串 祥子 Shoko OGUSHI

佐賀県生まれ、現在も活動拠点。東京外語大学イタリア語学科卒業。
株式会社電通にてコピーライター・CMプランナーとして勤務。退社後渡英。ロンドン・カレッジ・オフ・ディストリビューション・アンド・トレード(現ロンドン・カレッジ・オブ・コミュニケーション)写真学部フォトジャーリスト学科にて写真を学ぶ。
現在、「アドニスの森 Men behind the Scenes」というテーマに男性社会の秩序、制服、階級、不条理によって形成されるイコンを写真によって表現している。これまでイギリスの名門校イートンスクール(女子禁制男子全寮制高校)、ドイツ国防軍、コロンビア軍麻薬撲滅部隊を密着取材。今後、中国、韓国といったアジアを中心に取材していく。
大串は、写真=イメージのなかに生命という人間の真実を追いかけようとする強いまなざしがある。


大串 祥子 Shoko OGUSHI



栗山 斉 Hitoshi KURIYAMA

1979年生まれ。現在、茨城県を活動拠点としている。大阪教育大学から筑波大学大学院を経て、東京芸術大学大学院博士課程修了。
専門はメディアアート。「0=1」という仮説によってめぐる事象を作品として具現化している。この世界には、「無」は存在しないというコンセプトを可視化しようとさまざまな試みを行っている。写真は、虚像でありながらイメージによって可視化できる点で最も活用されるメディアとして自作のなかで多用されている。照明器具、電子部品など光を伴う素材を活用したインスタレーションやプロセスワークを制作している。


栗山 斉 Hitoshi KURIYAMA



中里 和人 Katsuhito NAKAZATO

1956年三重県生まれ。現在、東京を拠点に活動。現職は東京造形大学教授。向島や那覇の路地の夜景など都市の情景を独特の視点で切り取った写真を撮影している。これまで「働く家」として倉庫や物置など廃材を利用した手作りの小屋などに着目し撮影するなかで、小屋そのもの作品として創作していくようになる。また、その小屋のなかに自作を展示して鑑賞する方法を行ったり、ホワイトキューブのギャラリー内に小屋を建てたりすることで、強烈な異彩を放ち、観客の常識を破る違和感のなかで都市を見つめ直すきっかけを示している。今回、“R”という題名で韓国内を旅をしながら撮影を敢行した。景観のなかに現れるふたつのカーブ道を繋ぎ合わせることで、異次元の景観を生み出すことを試みている。
また子供たちや一般社会人と写真ワークショップを行って、写真を通して地域の情景を見つめ直すきっかけを提供している。写真を通して旅する気持ちで町の再発見を試みることで、いつもの街が全く異なる情景が見てくる。また、江戸時代の幻燈機の復元をして、当時の江戸カラクリ絵図といった見世物としての上映会を再現するなど、写真ワークショップのメソッドの研究開発に力をいれている。


中里 和人 Katsuhito NAKAZATO



スンミン・カン Sungmin KANG

ショッピング・ウィンドウや住宅のカラス窓を利用してライトボックスのように内側からの光と、外光によって映し出されるふたつの半透明像をダブらせるインスタレーションを行っている。写真はモノクロとカラーの両方でトレッシングペーパーにプリントし、その2枚を重ねてガラスに張り付けていく。日中の光から夕暮れに部屋の光が目立つようになるまでの過程でイメージが時間と共に変化していく。また街路がガラス窓に反映されていくことで、内側から見える景色と外から見える風景が異なる。それは街のうつろいと作家自身が撮影した街の情景とが複雑に入り混じって見える映像がうつろいあう美しい作品。韓国のホンジク美術大学大学院で写真学修士を得たのち、ロンドン大学ゴールドスミス校でファインアートのMAを取得している。日本での展覧会は初めて。

スンミン・カン Sungmin KANG



ジンウォン・ホン Jinhwon HONG

2006年〜09年までATLASPRESSに所属し、国内外のメディアや報道で写真撮影を多数手掛ける。これまでの経験をいかし、冷静かつジャーナリスティックな視点で現代社会を写真で切り取る手法を取り入れている。現代社会で息づく都市生活者が標榜する困惑や貧富の差などを静謐なタッチで写真によって伝えようとする作品は力強い。日常生活の中に潜む社会的疑問や矛盾を工事現場や住宅街、郊外の街並みなどといった見なれた情景のなかに表出させている。今後が期待される韓国における若手作家の代表格。イギリスAMギャラリーにて”Asian Contemporary Photography”展や韓国ソウルのPhoto Tellingにて「Potraitless Portrait」グループ展に参加したり、その他の多数の展覧会で積極的に作品を発表している。第11回Sanjin Bipyong賞(Photospace)を受賞。

ジンウォン・ホン Jinhwon HONG



CLOSE
Copyright (C) 2005-2007 MAKII MASARU FINE ARTS All Rights Reserved.